このメニューの凡例

いい店って、どんなものか考えてみた……。
そう、美味しい料理を提供してくれる店がいいに決まっているけど、でもね、料理がちょいと不出来でも、主人、女将さんの人柄がよければ、これもいい店じゃないかな。また、流行の食材、料理手法を多少は取り入れるけど、そればかりに終始せず、 基本の料理がしっかりしている店もいいね。

一年経ったら様変わりしている店なんていうのは、都心、地方都市のターミナル駅近辺に多く見受けるけど、やはり、 その土地にどっしりと根を張り、いつ訪れても変わらない安心感のある店や、いい素材を使っていても、やたら声高に嘯(うそぶ) かない店もいいよね。居酒屋、赤提灯、またはバーの場合、粋な大将、マスター、ちょいと色気や、肝っ玉のある女将さんやママがいる店とか、地方なら、地元民が楽しそうにたむろしているとか、地の物をメニューに加えているような店で飲みたいよね。

和、洋、中、その他のエスニック料理屋問わず、前述のような事柄が当てはまると思うんだけど。なんていうか、日本人が無意識に感じている普遍的な味わい、接客姿勢が、僕たちにとって心地いい店って感じるんだと思う。

美味しい食べ物は、職人の腕の良し悪しっていうのが確かにあるけど、なんと言っても「美味しいものを食わせてやるぞ」という、作り手の愛情が溶け込んだ料理が一番。僕はこのページを通して、そんな店に出会って行きたいし、また、みんなに美味しくて心地よい店を紹介していきたいと、不肖ながら思っている。

ああ、腹が減ってきた、今日のゴハンは何にしようかな?

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