本当に美味しいもんを食べたいなら、ココ! 今週末の予定はおまかせ!

2007.10月 File.02

●今週の鳥肌店

東武練馬
「大衆割烹 春日」

●今週のおすすめ

東武練馬
[棟梁]

●今週の裏メニュー

「記憶の中のハンバーガー」

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鳥肌店のある街
第1回 中野
第2回 中野
第3回 高田馬場
第4回 高田馬場
第5回 銀座
第6回 新橋
第7回 神田
第8回 神田
第9回 池袋東口
第10回 池袋西口
第11回 鶯谷
第12回上野・御徒町・湯島
第13回上野・御徒町・湯島
第14回 茅場町
第15回 新宿
第16回 新宿
第17回 蒲田
第18回 赤羽
第19回 下北沢
第20回 下北沢
第21回 恵比寿
第22回 東武練馬
第23回 門前仲町
第24回 浅草


カレーサミット
ラーメンサミット


photo by Shigeo Kikuchi


このメニューの凡例

いい店って、どんなものか考えてみた……。
そう、美味しい料理を提供してくれる店がいいに決まっているけど、でもね、料理がちょいと不出来でも、主人、女将さんの 人柄がよければ、これもいい店じゃないかな。また、流行の食材、料理手法を多少は取り入れるけど、そればかりに終始せず、 基本の料理がしっかりしている店もいいね。

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旨くて安い庶民の味 蒲田

今週、小野員裕氏がご案内するのは東武練馬。東武東上線の沿線にあるこの地名を聞いて、具体的なイメージを浮かべられる方は少ないかもしれない。では、なぜこの場所を舞台に選んだのか ? 何を隠そう、この東武練馬こそ小野氏が育った街なのである。

メインメニューでご紹介する「大衆割烹春日」は、彼が青春時代にアルバイトとして働いていたという酔処。「付き合いがあるから紹介」という邪推は無用。小野氏の和食の知識とうまいもんを探る舌は、こちらで培われたというからその実力がお分かりいただけるだろう。お勧めメニューの「棟梁」も然り。店主の気合が込められた逸品の数々が出迎えてくれる名店である。

両店ともに雰囲気、肴、店主の人柄と、どれを取っても酒飲みにはたまらない。どこにでもあるチェーン系居酒屋に不満を覚えている方は、この地に1度足を運んでみてはいかがだろう。

小野員裕(おの かずひろ)
1959年、北海道に生まれ、東京で育つ。文筆家、出張コック、フードプロデューサー。横濱カレーミュージアム初代名誉館長。 鉄の胃袋を武器に放浪先の大衆食堂、大衆酒場に足繁く出入りするかたわら、カレー伝道者としてカレーの醍醐味についての 布教を地道に続けている。著書に『東京カレー食べつくしガイド104/380店』(講談社)、『週末はカレー日和』(ぴいぷる社)、 『週末は鍋奉行レシピで』(創森社)、『立ち飲み酒』(共同執筆、創森社)、『魂のラーメン』(プレジデンド社)、『ラーメンのある町へ』 (新潮社)、『カレー放浪記』(創森社)など
[大衆割烹 春日]
[棟梁]