本当に美味しいもんを食べたいなら、ココ! 今週末の予定はおまかせ!

2007.10月 File.04

●今週の鳥肌店

浅草
「どぜう飯田屋」

●今週のおすすめ

門前仲町
[釜めし むつみ]
[インドカリー夢屋]

●今週の裏メニュー

「太って出直します」

<BACK NUMBER>

鳥肌店のある街
第1回 中野
第2回 中野
第3回 高田馬場
第4回 高田馬場
第5回 銀座
第6回 新橋
第7回 神田
第8回 神田
第9回 池袋東口
第10回 池袋西口
第11回 鶯谷
第12回上野・御徒町・湯島
第13回上野・御徒町・湯島
第14回 茅場町
第15回 新宿
第16回 新宿
第17回 蒲田
第18回 赤羽
第19回 下北沢
第20回 下北沢
第21回 恵比寿
第22回 東武練馬
第23回 門前仲町
第24回 浅草


カレーサミット
ラーメンサミット


photo by Shigeki Watanabe


このメニューの凡例

いい店って、どんなものか考えてみた……。
そう、美味しい料理を提供してくれる店がいいに決まっているけど、でもね、料理がちょいと不出来でも、主人、女将さんの 人柄がよければ、これもいい店じゃないかな。また、流行の食材、料理手法を多少は取り入れるけど、そればかりに終始せず、 基本の料理がしっかりしている店もいいね。

続きはこちらへ


旨くて安い庶民の味 蒲田

今週、小野員裕氏がナビゲートするのは、お江戸・浅草。ご存知のように、浅草寺を中心に土産物屋や飲食店が立ち並ぶ一大観光地である。海外からの観光客も多いこの地には、やや誇張ぎみの日本文化をあらわしたグッズや街並みもチラホラ。それもまた、違った視点で日本を再発見できるため、気軽に行ける日帰りスポットとしても面白い街だろう。しかし「食事」となると話は別。このエリアを彩るキーワード、「江戸」「情緒」「下町」を散りばめた「いかにも」な佇まいの店のお味にはやや不安がよぎる。

そんな観光地ならではの失敗を避けるべく、小野氏がご紹介するのは正真正銘の老舗のみ。雰囲気で客に媚びるのではなく、揺るぎない味を提供しつづけることで多くの人に愛されてきた名店ばかりである。時代の移り変わりに流されることのないその実力を確かめに、今週末はお江戸散歩と洒落こんでみてはいかがだろう。

小野員裕(おの かずひろ)
1959年、北海道に生まれ、東京で育つ。文筆家、出張コック、フードプロデューサー。横濱カレーミュージアム初代名誉館長。 鉄の胃袋を武器に放浪先の大衆食堂、大衆酒場に足繁く出入りするかたわら、カレー伝道者としてカレーの醍醐味についての 布教を地道に続けている。著書に『東京カレー食べつくしガイド104/380店』(講談社)、『週末はカレー日和』(ぴいぷる社)、 『週末は鍋奉行レシピで』(創森社)、『立ち飲み酒』(共同執筆、創森社)、『魂のラーメン』(プレジデンド社)、『ラーメンのある町へ』 (新潮社)、『カレー放浪記』(創森社)など
[どぜう飯田屋]
[釜めし むつみ]
[インドカリー夢屋]