本当に美味しいもんを食べたいなら、ココ!今週末の予定はおまかせ!

2007.10月 File.03

●今週の鳥肌店

門前仲町
「ひつじの新町や」

●今週のおすすめ

門前仲町
[こうかいぼう]
[大衆割烹 多幸坊]

●今週の裏メニュー

「パンクなママの不思議な小料理屋」

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鳥肌店のある街
第1回 中野
第2回 中野
第3回 高田馬場
第4回 高田馬場
第5回 銀座
第6回 新橋
第7回 神田
第8回 神田
第9回 池袋東口
第10回 池袋西口
第11回 鶯谷
第12回上野・御徒町・湯島
第13回上野・御徒町・湯島
第14回 茅場町
第15回 新宿
第16回 新宿
第17回 蒲田
第18回 赤羽
第19回 下北沢
第20回 下北沢
第21回 恵比寿
第22回 東武練馬
第23回 門前仲町
第24回 浅草


カレーサミット
ラーメンサミット
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photo by Shigeki Watanabe


このメニューの凡例

いい店って、どんなものか考えてみた……。
そう、美味しい料理を提供してくれる店がいいに決まっているけど、でもね、料理がちょいと不出来でも、主人、女将さんの 人柄がよければ、これもいい店じゃないかな。また、流行の食材、料理手法を多少は取り入れるけど、そればかりに終始せず、 基本の料理がしっかりしている店もいいね。

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旨くて安い庶民の味 蒲田

突然だが、このサイトの指針とも言える「このメニューの凡例」を読み返してみてほしい。ここには小野員裕氏の食べ歩き哲学とも言うべき、名店・良店の条件が挙げられている。店主の人柄、基本の味、安心感に作り手の愛情……。とは言え、カンで選んだ飲食店が「文句なしの名店だった !」などという幸運な経験は、なかなかできないのが悲しいところ。ならば今週は、小野氏の掲げるいい店の条件、とくに「作り手の愛情」にスポットをあて、読者の皆様をナビゲートしよう。もちろん、料理の味も店主の人柄も小野氏のお墨付きだ。

舞台となるのは、門前仲町。肉質だけではなく、客が料理を口に入れる瞬間まで細かな心配りを見せる「ひつじの新町や」、毎日食べても飽きないラーメンを目指し研究を重ねる「こうかいぼう」、オリジナリティ溢れる肴の数々で酔客をもてなす「多幸坊」の3軒をご紹介。料理と客をこよなく愛する3人の店主が提供する、最高の満足をぜひ堪能してみてほしい。

小野員裕(おの かずひろ)
1959年、北海道に生まれ、東京で育つ。文筆家、出張コック、フードプロデューサー。横濱カレーミュージアム初代名誉館長。 鉄の胃袋を武器に放浪先の大衆食堂、大衆酒場に足繁く出入りするかたわら、カレー伝道者としてカレーの醍醐味についての 布教を地道に続けている。著書に『東京カレー食べつくしガイド104/380店』(講談社)、『週末はカレー日和』(ぴいぷる社)、 『週末は鍋奉行レシピで』(創森社)、『立ち飲み酒』(共同執筆、創森社)、『魂のラーメン』(プレジデンド社)、『ラーメンのある町へ』 (新潮社)、『カレー放浪記』(創森社)など
[ひつじの新町や]
[こうかいぼう]
[大衆割烹 多幸坊]