2007.5月 File.02

●今週の鳥肌店

高田馬場「夢民」

●今週のおすすめ

高田馬場「とん太」 「おかしら」

●今週の裏メニュー

「やはり落ち着く学生のいない店」

 

 

photo by Mikako Honma  

未体験の美味しさにウットリ

方々の店を巡ってきたが、ここのトンカツはとびきり味わい深く、訪れるたびにウットリとさせられる。その美味しさの秘密を垣間見れば、生パン粉でもち豚を包み、植物性の混合油を用い 160 〜 170 度でじっくりと揚げている。サクサクの衣、赤身と脂身の程よいバランスに下処理された肉のシットリとした柔らかさに驚かされるだろう。

揚げたてをそのまま頬張るのもよし、またはテーブルに常備されている粗塩で一口、すり鉢でゴマをあたり、独自にブレンドされたウスターソース、ケチャップなどを混ぜて、お好みのソースでまたパクリ。熱々のご飯と共にいただけば、今まで出会ったことのないトンカツの美味しさに魅了されるだろう。

さっくりと軽い衣に包まれた「特ロースカツ定食」( \1890 )。定食にはご飯、豚汁、お新香がつく。

: DATA :
【 とん太 】
住所: 東京都豊島区高田 3-17-8
JR・東京メトロ東西線・西武新宿線高田馬場駅早稲田口より徒歩5分
電話: 03-3989-0296
営業時間: (月〜金) 11:30〜13:30
18:00〜21:00
(土) 18:00〜21:00
定休日:日・祝
席数:19席
★シチュエーションPOINT
「たまには親子水入らず」



オヤジ好みの赤提灯に心が和む

駅前の早稲田通りを小滝橋方面へ上り、西友ストアーを過ぎた 15 メートルほど先の右手に、怪しい雑居ビルが現れる。その地下に、焼きとん専門の“おかしら”がある。

厨房を囲むようにコの字型のカウンターは 20 席ほど。オヤジ好みの、いかにも赤提灯といった雰囲気に心和み、ご夫婦で切り盛りする店内は、いつ訪れても賑やかだ。
日替わりのメニューも豊富で、お勧めはタンもと、ツナギ、チレなど、また、ゴマ油と塩ダレでいただくレバ刺しも文句なし。主人は屠場まで出向き、新鮮な臓物を仕入れているから味が確かなのだ。 
日頃、飲み過ぎで肝臓を気にしている向きにはウコンハイもいいだろう。気休めかもしれないけど、なんか体によさそうな気がするのだ。

写真上から「カシラ」「タン」「シロ」「レバ」「ガツ」(各¥ 100 )。メニューは1本からオーダーできる。


: DATE :
【 おかしら 】
住所: 東京都新宿区高田馬場 3-12-5 B1F
JR・東京メトロ東西線・西武新宿線高田馬場駅早稲田口より徒歩5分
電話: 03-3364-3424
営業時間: 17:00 〜 24:00
定休日: 日・祝
席数:20席
★シチュエーションPOINT
「悩める後輩を誘って、ちょいと一杯」