本当に美味しいもんを食べたいなら、ココ! 今週末の予定はおまかせ!

2007.7月 File.02

●今週の鳥肌店

鶯谷「グリル ビクトリヤ」

●今週のおすすめ

鶯谷「香味屋」

●今週の裏メニュー

「あの頃の『僕』に会える街」

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鳥肌店のある街
第1回 中野
第2回 中野
第3回 高田馬場
第4回 高田馬場
第5回 銀座
第6回 新橋
第7回 神田
第8回 神田
第9回 池袋東口
第10回 池袋西口
第11回 鶯谷
第12回上野・御徒町・湯島
第13回上野・御徒町・湯島
第14回 茅場町
第15回 新宿
第16回 新宿
第17回 蒲田
第18回 赤羽
第19回 下北沢
第20回 下北沢
第21回 恵比寿
第22回 東武練馬
第23回 門前仲町
第24回 浅草


カレーサミット
ラーメンサミット


photo by Tetsuji Honbou


このメニューの凡例

いい店って、どんなものか考えてみた……。
そう、美味しい料理を提供してくれる店がいいに決まっているけど、でもね、料理がちょいと不出来でも、主人、女将さんの 人柄がよければ、これもいい店じゃないかな。また、流行の食材、料理手法を多少は取り入れるけど、そればかりに終始せず、 基本の料理がしっかりしている店もいいね。

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子どもの頃好きだったメニューを思い出してみてほしい。
ハンバーグ、エビフライ、ナポリタン、オムライス……。多少の違いはあれ、これらのメニューは確実にランクインしてくるのではないだろうか ?
月日は流れ、酒や肴、高級食材の旨さを覚えても、あの頃味わった洋食レストランでのワクワク感とはちょっと違う…と感じる方も多いのでは? ならばいっそのこと、今週末は洋食散歩に出かけてみてはどうだろう。
食べ歩きの案内人、小野員裕氏がお勧めするのは、下町鶯谷で真摯に味を守りつづける2軒の老舗。「グリルビクトリヤ」では風味バツグン、店主の職人技が光るヒレ肉の生姜焼き、「香味屋」では溢れ出る肉汁がたまらないメンチカツが堪能できる。鶯谷周辺には由緒ある寺社や公園も多い。のんびりと流れる時間と下町情緒を楽しみながら、美味なるメニューに舌鼓を打てば、日々のストレスや疲れも吹き飛んでいくぞ!

小野員裕(おの かずひろ)
1959年、北海道に生まれ、東京で育つ。文筆家、出張コック、フードプロデューサー。横濱カレーミュージアム初代名誉館長。 鉄の胃袋を武器に放浪先の大衆食堂、大衆酒場に足繁く出入りするかたわら、カレー伝道者としてカレーの醍醐味についての 布教を地道に続けている。著書に『東京カレー食べつくしガイド104/380店』(講談社)、『週末はカレー日和』(ぴいぷる社)、 『週末は鍋奉行レシピで』(創森社)、『立ち飲み酒』(共同執筆、創森社)、『魂のラーメン』(プレジデンド社)、『ラーメンのある町へ』 (新潮社)、『カレー放浪記』(創森社)など
[グリル ビクトリヤ]
[香味屋]