photo by Tetsuji Honbou
このメニューの凡例
いい店って、どんなものか考えてみた……。
そう、美味しい料理を提供してくれる店がいいに決まっているけど、でもね、料理がちょいと不出来でも、主人、女将さんの
人柄がよければ、これもいい店じゃないかな。また、流行の食材、料理手法を多少は取り入れるけど、そればかりに終始せず、
基本の料理がしっかりしている店もいいね。
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子どもの頃好きだったメニューを思い出してみてほしい。
ハンバーグ、エビフライ、ナポリタン、オムライス……。多少の違いはあれ、これらのメニューは確実にランクインしてくるのではないだろうか ?
月日は流れ、酒や肴、高級食材の旨さを覚えても、あの頃味わった洋食レストランでのワクワク感とはちょっと違う…と感じる方も多いのでは? ならばいっそのこと、今週末は洋食散歩に出かけてみてはどうだろう。
食べ歩きの案内人、小野員裕氏がお勧めするのは、下町鶯谷で真摯に味を守りつづける2軒の老舗。「グリルビクトリヤ」では風味バツグン、店主の職人技が光るヒレ肉の生姜焼き、「香味屋」では溢れ出る肉汁がたまらないメンチカツが堪能できる。鶯谷周辺には由緒ある寺社や公園も多い。のんびりと流れる時間と下町情緒を楽しみながら、美味なるメニューに舌鼓を打てば、日々のストレスや疲れも吹き飛んでいくぞ!