2007.7月 File.02

●今週の鳥肌店

鶯谷「グリル ビクトリヤ」

●今週のおすすめ

鶯谷「香味屋」

●今週の裏メニュー

「あの頃の『僕』に会える街」

photo by Mikako Honma  

いつ訪れても心から満足できる洋食屋

「香味屋」はいつ訪れても心から満足できる洋食屋である。創業大正 14 年っていうから、誰からも愛され続ける普遍的な味つけ、丁寧な接客姿勢が、老舗としての歴史を築いてきたのだろう。

僕が訪れると必ず食べるのが「メンチカツ」これが旨い。若干割高だけど、食べれば納得してもらえるはず。サクサクの衣にナイフを立てると、中から熱々の肉汁がジュワッとほとばしり、これを頬張ったら食欲が加速し、ご飯が進むのだ。

その他、ボリュームのある柔らか「ビーフシチュー」や「ハヤシライス」、「ハンバーグ」も文句なしの味わい。メインのおかず以外に「取り合わせサラダ」や、季節限定だが「冷製ポテトのクリームスープ」など、どれをいただいても旨いんだな。

気持ちのいい丁寧な接客、ゆったりとした天井の高い店内、カップルや家族には最適だ。入谷の風物詩、「朝顔市」の日にデートで食事なんていうシチュエーションも似合っている。

ナイフを入れた瞬間、驚くほど肉汁が溢れだす「メンチカツ」(¥2,000)。カツの下にはドミグラスソース。ウスターソースと辛子も供されるので、味の変化を楽しみながら、至福の時を過ごしてほしい。 天井が高く、解放感のある店内。2007年5月から全席禁煙となったため、愛煙家は店頭に用意された灰皿で一服してから入店を。

: DATA :
【 香味屋 】
住所:東京都台東区根岸3-18-18
JR鶯谷駅南口より徒歩10分
東京メトロ日比谷線入谷駅より徒歩5分
電話:03-3873-2116
URL: http://hayamimi.net/mall/
kamiya/index.html

営業時間:11:30〜L.O21:30
定休日:無休
席数88席
★シチュエーションPOINT
「正しき洋食で心からの接待」