photo by Shigeki Watanabe
このメニューの凡例
いい店って、どんなものか考えてみた……。
そう、美味しい料理を提供してくれる店がいいに決まっているけど、でもね、料理がちょいと不出来でも、主人、女将さんの
人柄がよければ、これもいい店じゃないかな。また、流行の食材、料理手法を多少は取り入れるけど、そればかりに終始せず、
基本の料理がしっかりしている店もいいね。
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今週、来週の舞台は「東が西武で 西、東武」でお馴染みの池袋。
JR、私鉄計8路線が乗り入れるこの地は、1日に 100 万人以上が訪れる日本でも屈指の繁華街である。行き交う人々はじつに多種多様。スーツに身を包んだ勤め人やエビちゃん風OL、原色華やかなりしギャルに B-BOY 学生。さらには、最近注目を浴びている「乙女ロード」に集う、「腐女子」や「貴腐人」たち。趣味も嗜好もバラバラだが、「旨いものを食べたい」という欲求はみな共通だ。しかし、多くの人間が集まる街には、どうしても画一的なチェーン店が密集してしまう。せっかくの食事、どこでも食べられる味で済ませてしまうのはちょっと悲しい。
この問題を解決すべく、小野員裕氏が味はもちろん、店主の人柄も「旨い」名店を選りすぐってご紹介。今週は東口エリアから、カリスマ店主が迎えるラーメン屋に、都内でも珍しい本格南インド料理、満足度・満腹度ともに 120 %の餃子専門店とバラエティーに富んだラインナップでお届けしよう。